第127回(2019年6月)
2019/6/4
※参加対象者は原則、労働弁護団会員弁護士、労働組合、労働法学者の方です。ご了承下さい。
<第127回労働判例研究会のご案内>
◆日時:2019年6月10日(月)18時~20時
◆会場:連合会館4階401会議室
◆報告者・報告判例命令
1.君和田 伸仁 弁護士(日本労働弁護団常任幹事)
○ 医療法人社団充友会事件・東京地判平29.12.22労働判例1188号56頁
~原告が、雇用主である被告に対し、出産のため休業中、自己都合退職の事実がないのに退職したものと扱われた上、育児休業給付金及び賞与の受給も妨げられたと主張して、労働契約上の権利を有する地位の確認に加え、毎月の賃金及びこれに代わる育児休業給付金相当額等の損害賠償金、賞与、慰謝料等の支払いを求めた事案において、地位確認請求を認容し、その余の請求を一部認容、一部棄却した事例~
2.藤原 朋弘 弁護士(日本労働弁護団会員)
○ 神奈川SR経営労務センター事件・横浜地判平成30.5.10労働判例1187号39頁
~原告甲はうつ状態を、原告乙は適応障害を発症してそれぞれ休職したところ、休職期間満了日の時点で復職不可と判断され自然退職の扱いとされたことについて、原告らは復職可能であったことから各退職扱いは被告の就業規則の要件を満たさず無効であるとして、それぞれ労働契約上の権利を有する地位にあることの確認等を求めた事案において、原告らの各地位確認請求を認容した事例~
◆主催:日本労働弁護団
◆後援:NPO法人働く文化ネット