憲法改悪反対集会アピールと動画の紹介
2018/12/21
12月14日(金)夜、中央大学駿河台記念館にて開催した「安倍政権による憲法改悪に反対する集会」には、約180名の方にお集まりいただきました。寒い中、ありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。集会アピールを下記に掲載しますので、ご高覧ください。
また、当日の模様を【動画】コーナーにあげました。また、当弁護団の宮里邦雄常任幹事の基調講演「憲法9条改憲と労働運動」の【レジュメ】もダウンロード可能です。【動画(②)】と併せてご覧下さい
安倍政権による憲法改悪に反対する集会アピール
2018年12月14日
自民党は、第197回臨時国会終盤において憲法審査会を強引に開催したものの、野党と世論の反対の声におされ、当初狙っていた改憲4項目の提出をいったん断念しました。しかし、安倍首相は、臨時国会が閉会した12月10日の記者会見で、2020年を新しい憲法が施行される年にしたいという考えに変わりはないと明言し、自民党は12月11日、来年の通常国会に改憲案を提示する旨表明しました。
本年3月に発表された自民党の改憲素案のうち、憲法9条の改正案は、現行の憲法9条の規定はそのままにして、現行憲法では許されないはずの集団的自衛権に基づく武力行使が念頭におかれた自衛隊を明記する条項を別に設けることにより、戦争の放棄、戦力の不保持と交戦権の否認を規定する現行の憲法9条を空文化し、海外における戦争参加を全面的に可能にするところにその狙いがあります。
個別的自衛権を乗り越え、集団的自衛権に基づいて海外における戦争に参加していくことは、労働者である自衛隊員の生命・身体を脅かすものであることはもちろんのこと、基地労働者、公務員、教職員、マスコミ労働者、港湾労働者、建設労働者、鉄道労働者、航空労働者、医療労働者、その他様々な職場で働く労働者についても、戦争協力の名の下に、労働者としての基本的権利を脅かすことにつながるものです。
労働者・労働組合の権利を守り、平和な日本を次世代に引き継ぐためにも、来年の通常国会での改憲発議は必ず阻止しなければなりません。
「平和なくして労働運動なし。」
わたしたちは、すべての労働者・労働組合に呼びかけます。
〇立場の違いを超えて、安倍政権による改憲発議を阻止するために団結しましょう!
〇安倍政権が示す改憲案の中身を学び、その危険性を職場で共有しましょう!
〇安倍政権による改憲に反対する声を、全国の職場、学校、街頭、インターネット空間で上げていきましょう!
〇日本国憲法に基づく正常な議会制民主主義の実現と全ての労働者が平和のうちに生存する権利を実現するために、皆で力を合わせて政治を変えましょう!
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