季刊紙 労働者の権利: 258号(1月発行)

258号(2005年1月発行) 

巻頭言
労働法改定に地方から思うこと  幸長 裕美
第7回日本労働弁護団賞受賞記念挨拶
・筑豊じん肺訴訟最高裁判決を勝ち取って  馬奈木 昭雄
・国労人活事件は、こうして勝った  岡田 尚
・渡島信金事件札幌高等裁判所判決を勝ち取って  佐藤 博文

特集 シンポジウム『人間らしい労働時間規制を』(04.10.22)
■基調発言
長時間労働が睡眠に及ぼす影響  (財)労働科学研究所研究部労働ストレス研究グループ グループ長  佐々木 司
長時間労働の実態と解決に向けた労働組合の取組み  UIゼンセン同盟副会長 逢見 直人
長時間労働の法制度上の原因と解決の方向  全労働省労働組合中央執行委員 丹野 弘
EU諸国における労働時間規制から学ぶこと
■パネルディスカッション「人間らしい労働時間規制を」

権利闘争の焦点
野村證券男女賃金・昇格差別事件の和解の意義と残された課題  今野 久子
ジップベイツ控訴審判決及びバスデイ仮処分命令  後藤潤一郎
債権者取消による未払賃金回収事件  左近允寛久
京王電鉄バス部門分社化リストラ事件で勝利解決  伊藤 克之
海外レポート
EC労働時間指令改正の動向と英・オプトアウトの現状
  -我が国が導き出すべき教訓はなにか-  菅 俊治
ドイツ法における解雇の補償  高橋賢司

書 評
西谷 敏著 『規制が支える自己決定-労働法的規制システムの再構築』
    評者 古川 景一

資 料
第48回日本労働弁護団総会決議及びアピール
 ・期待に沿う労働審判制度を実現するためのアピール
 ・人間らしい労働時間規制を求めるアピール
 ・労働契約法制に関する決議
 ・不当労働行為制度における使用者の範囲を限定化する傾向に反対する決議
 ・アピール ストライキ権の再生を!-プロ野球選手会のストライキが提起するもの-
2004/2005年日本労働弁護団活動方針