季刊紙 労働者の権利: 233号(1月発行)
233号(2000年1月発行)
巻頭言
若き仙台の弁護士たち 土井浩之 1
講演
労働契約論の現代的課題・試論 和田 肇 4
特集 企業再編・リストラとたたかう
営業譲渡と組合差別による採用拒否 青山会事件を題材として 17
営業譲渡とは何か 日大光が丘病院事件 23
大阪に見る金融再編の実際 弘容信組と不動信金の場合 27
組合潰しの希望退職募集 イースタンモータース事件 29
株式売却して、「身分一新」 広電タクシー労組(広島第一交通)事件 33
雇用と労働条件の白紙委任を迫る「社内公募」 エース損害保険人員削減事件 37
職場で働く者も共に提訴、膠着状態を一気に打開 岡谷市テクロックの労働者 41
企業閉鎖を理由とする解雇との闘い 新永工業・日進工機事件 44
クレジットセールス争議 48
大リストラ攻撃への反撃 高見澤電機における「工場閉鎖・全員解雇提案」との闘い 52
「変更解約告知」の理論を明確に否定 大阪労働衛生センター第一病院事件 58
あらたな雇用大破壊とどうたたかうか 派遣労働の現状と新派遣時代の対案戦略 62
小特集 労働協約・就業規則の不利益変更
労働協約による賃金切り下げ 中根製作所事件 66
協約自治の限界再考 茨木高槻交通事件を通じて組合内少数派労働者の権利を考える 72
日本航空乗員の「勤務基準不利益変更裁判」の勝利判決の意義 78
権利闘争の焦点
労働省「心理的負荷による精神障害等に係る業務上外の判断指針」について 91
神奈川国労バッジ事件最高裁判所上告不受理決定により勝利確定 100
神奈川中央交通バス草むしり人権侵害事件 106
第3回日本労働弁護団賞受賞者決定
感窮まる 伊藤幹郎 110
受賞の弁 宮地光子 115
海外情報
アメリカでの新自由主義とのたたかい 完全雇用を掲げるNJAC 119
書評
書評・金子 勝著『反グローバリズム 市場改革の戦略的思考』 122
書評・濱口桂一郎著『EU労働法の形成 -欧州社会モデルに未来はあるか?』 124
書評・国際会計基準研究会編『労働組合と国際会計基準』 126
書評・野田進著『休暇』 127
書評・山崎豊子著『沈まぬ太陽』 128