季刊紙 労働者の権利: 298号(2013年1月発行)

季刊・労働者の権利298号目次
巻頭言
原発労働プロジェクトチーム  木下徹郎
特集
日本労働弁護団第56回福島総会
講演1 原発被曝労働の実情と被曝労働改善のための提言  海渡雄一
講演2 公契約規整の意義と課題  古川景一
会長退任の挨拶 労働弁護団が取り組むべき課題  宮里邦雄
副会長退任の挨拶 若い力で隠された労働問題の掘り起こしを  岡村親宜
会長就任の挨拶  労働参審制の実現へ  鵜飼良昭
東日本大震災の被災地を視察して  細永貴子
論考
労働契約法20条と格差是正に向けての課題  中野麻美
改正労働契約法の実践的活用を  水口洋介
偽装請負における労組法上の「使用者」判断の基準  萬井隆令
権利闘争の焦点
派遣先の不法行為責任を最高裁も認める-パナソニックエコシステムズ事件-  中谷雄二
受入機関による元中国人実習生の預金管理、旅券保管について不法行為責任を認めた判決  端野 真
中国人技能実習生過労死事件-過酷な労働実態を必然とする制度との闘い-  指宿昭一
JAL契約制客室乗務員雇い止め事件東京高裁判決  堀 浩介
アドバンストラフィックシステムズ事件-精神疾患と脳・心臓疾患の複合的過労死損害賠償請求事件で全面勝訴!-  光永享央
建設アスベスト被害について国の責任を断罪-首都圏建設アスベスト東京地裁判決-  小川杏子・棚橋加世
資料
(第56回日本労働弁護団総会決議)2012年11月10日
公契約及び公契約条例の制定を求める決議
電力会社に原発労働者の安全確保の直接責任を課す政令改正を求める決議
大阪市における職員・職員組合バッシングに抗議し、職員の政治活動の自由・労働基本権の保障を求める決議
「過労死防止基本法」の早期制定を改めて求める決議
有期労働契約に関する改正労働契約法の正しい運用とさらなる有期労働契約規制を求める決議
団体行動権を侵害する仮処分、損害賠償請求、刑事弾圧に抗議する声明