季刊紙 労働者の権利: 297号(2012年10月発行)

季刊・労働者の権利297号目次
巻頭言
ファシズムと労働運動  上条貞夫
特集 日本航空解雇訴訟勝利のために
意見書-東京高等裁判所宛- 萬井隆令
JAL事件において問われているもの-会社更生手続下における解雇法理のあり方と「社会的な観点」-  高橋賢司
求められるILO条約・勧告の遵守-結社の自由委員会ケース2844日本航空案件に関して-  牛久保秀樹
権利闘争の焦点
・集団的労使関係における独自の見解では団交拒否を正当化できない-「すき家」・ゼンショー団交拒否事件東京高裁判決-  笹山尚人
・尼崎地裁での石綿公害に対するクボタの責任が明らかに-クボタ・アスベスト事件神戸地方裁判所判決-  八木大和
・新採小学校教師の自殺を公務災害と認定した東京高裁判決  小笠原里夏
・退職に対する会社による損害賠償請求が棄却され、逆に裁量労働制の不適用により会社に未払残業代の支払が命じられた事例-大阪高判平成24年7月27日-  塩見卓也
・この事案でさえもわずかな損害賠償しか認めないのか?-日本精工(NSK)「派遣」切り事件・東京地裁(平成24年8月31日)判決- 山内一浩
書評
上林陽治 著 日本評論社『非正規公務員』  野本夏生
資料
日本労働弁護団
労働契約方一部改正の法律案(有期労働契約)成立にあたって(2012年8月3日)
今後のパートタイム労働対策について(建議)に対する意見(2012年10月10日)