季刊紙 労働者の権利: 295号(2012年7月発行)

巻頭言
事務局長就任から8ヶ月経過して  佐々木 亮
特集1 東京地裁労働部の今を問う
 『法の支配』を逸脱する東京地裁判決-日本IBM、本田技研、いすゞ自動車、日本航空各事件-  豊川義明
 整理解雇法理を無力化させた地裁労働部-日本航空整理解雇事件-  佐藤誠一
 解雇規制を潜脱する退職強要が許されるか-日本IBM退職強要事件-  細永貴子
 いすゞに追随した東京地裁第36部判決  伊須慎一郎
 実態を無視した不当判決-ホンダ期間契約社員雇止め東京地裁判決批判-  林  治
権利闘争の焦点
 長崎県立大学懲戒処分事件・第一審勝訴判決-長崎地判平成23年11月30日-  北爪宏明
 育児休業裁判-コナミデジタルエンタテイメント事件東京高裁判決-  金塚彩乃
 民法629条1項により期限の定めのない労働者となり、整理解雇を無効とした日本ユニ・デバイス事件-さいたま地裁平成24年4月26日判決-  竪十萌子
 労働基本権の新たな憲法判断を問う-「公務員賃下げ違憲訴訟」の意義と課題-  加藤健次
 「過労死防止基本法」の制定を!  岩城 穣
 労働の価値を問う-リコー出向命令無効・労働審判事件報告-  圷由美子 
論説
 日本政府に対する2つのILO勧告 100号男女同一価値労働同一賃金条約違反・180号(有料職業紹介)条約違反
  -賃金格差と買い叩きを許さない法制度の確立を求める-  中野麻美 
書評
 川口美貴 著(関西大学出版部刊)『労働者概念の再構成』  河村 学
資料
 日本労働弁護団
 独立行政法人通則法改正法案に反対する意見書(2012年6月29日)
 労働者派遣法政省令の改正に対する声明(2012年7月1日)
編集後記