会社に防止策を求めたい。 役員が忘年会で女性社員の体を触るなど、職場でセクハラが横行しています。会社に、何か防止策をとってほしいと要求できないのでしょうか。

2016/10/9

男女雇用機会均等法(以下「均等法」といいます)で、事業主がセクハラ防止のために負う「措置義務」が定められています。事業主(会社)は、①職場におけるセクハラに関する方針を明確化し、周知啓発すること、②被害を受けた労働者からの相談に応じ、適切に対応するために必要な体制を整備すること、③セクハラが起きたときに、迅速かつ適切な対応をすること、これらとあわせて④申告した被害者のプライバシーを守ることや被害者を不利益に取り扱わない措置をとること、が義務とされています。

この「職場」は、労働者が業務を遂行する場所であれば、取引先の事務所や顧客の自宅等も含まれます。また、業務終了後の会社の宴会や接待なども仕事として参加していれば「職場」の延長と認められます。職務との関連性、参加者、参加が強制的なものかなどにより判断されることになります。

会社がこの義務を怠っている場合には、都道府県の男女雇用機会均等室に通報して行政指導をしてもらうことも出来ます。