派遣労働酷書

日本労働弁護団では、この度、派遣労働者の置かれた過酷な実態を多くの方に知っていただきたいとの思いから、パンフレット「派遣労働酷書」を作成しました。この「派遣労働酷書」では、70件を超える、多様な派遣労働者に関する事案が掲載されています。
07年度の統計では、我が国の派遣労働者は381万人に及び、その多くが不安定雇用、低賃金のみならず、セクハラ・パワハラ、社会保険に加入させてもらえ
ないなどの状況に置かれ、派遣労働が貧困と差別の温床になっています。ですが、この様な派遣労働者の過酷な労働実態は、未だに世間で正確には認識されてい
ません。
とりわけ、経済界や業界団体は、このような派遣労働者の実態を直視せずに、派遣は労働者の自由な働き方に役立つものだとか、派遣で気楽な働き方がしたい人
が多いとか、派遣法抜本改正に対して抵抗しています。この様な言い分が詭弁であることは、「派遣労働酷書」をお読みいただき、派遣労働者の実態を知ってい
ただければ、容易に判断できます。
当面の課題である、派遣法の抜本改正の運動を広げるためには、まずもって、派遣労働者の過酷な実態を、できる限り多くの方に、正確に知っていただくことが必要です。
ぜひ、派遣労働者の実態を掲載したパンフレット「派遣労働酷書」をお読みいただき、またできるだけ多くの労働者に配布していただき、派遣労働者の置かれた過酷な実態を多くの方に知っていただきたいと思います。
そして、ぜひ当面の派遣法の抜本改正に向けた全国各地での運動にお役立て下さい。

なお、パンフレットは、本ホームページからもダウンロードできます。無償で配布していただけるのであれば、コピーして配布していただいて構いません(著作権は日本労働弁護団に属します)。